父・守一が亡くなる前の年(1976年)に描かれた作品で、その後、墨絵や書は頼まれて描いたが、油絵としては最後のものだ。「ふしぐろせんのう」の花に黒いアゲ羽蝶が止まっているが、絶筆とは思えない力強さがある。熊谷守一の大コレクターだった木村定三さんがご存命の頃に2点の自画像と共に寄贈してくださった。おかげで当美術館のコレクションが充実し感謝している。
(館長 熊谷 榧)
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絶筆「アゲ羽蝶」について油絵 アゲ羽蝶父・守一が亡くなる前の年(1976年)に描かれた作品で、その後、墨絵や書は頼まれて描いたが、油絵としては最後のものだ。「ふしぐろせんのう」の花に黒いアゲ羽蝶が止まっているが、絶筆とは思えない力強さがある。熊谷守一の大コレクターだった木村定三さんがご存命の頃に2点の自画像と共に寄贈してくださった。おかげで当美術館のコレクションが充実し感謝している。 (館長 熊谷 榧) |
油絵 熊谷守一 自画像 |
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